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2010年7月28日 (水)

猛暑“特需”

 猛暑が消費に活気を与えている。家電量販店ではエアコンや扇風機が売れ行きが絶好調で、スーパーでは吸汗機能の優れた下着が人気だ。気温とともに需要も上昇するビールやアイスクリームなどの定番商品に加え、塩あめや梅干しなど意外な商品にも需要は波及している。平均気温が1度上がると、個人消費を1500億円以上押し上げるとの試算もあり、景気回復の追い風となりそうだ。

 ■定番商品は“特需”

 家電量販店のビックカメラでは、関東地方などが梅雨明けした17日以降、猛暑で各店の売り場が大にぎわいだった。「24、25日の両日は全店集計でエアコンが昨年の約3倍という驚異的な売り上げを示した。扇風機も対前年比3割増と売れた」という。

 ビール各社も猛暑を謳歌(おうか)している。アサヒビールは「スーパードライ」が7月中旬から前年同期比2けた増の販売を記録した。

 アサヒでは今年から、ビールをマイナス2度の凍る寸前まで冷やした「エクストラコールド」という飲み方を提案。このビールを提供する東京・銀座の旗艦店では、入店に1時間半から2時間待ちの状況で、26日から営業時間を午後5時開店に1時間前倒しした。

 氷菓も売れている。赤城乳業(埼玉県深谷市)では人気商品のアイス「ガリガリ君」が前年同期比25%増の販売と過去最高を記録。7月中は「前年比で40%増まで増える見込み」だ。

 ■意外な商品も

 意外な人気を見せているのが塩あめだ。イオンでは19日からの1週間で、前年の3倍の売り上げで、「メーカーでも品薄状態」という。汗をかくことで体内から失われる塩分補給に役立てているようで、イトーヨーカ堂では「梅干しも昨年の3割増しで売れている」という。

 生活関連の商品では、汗を吸収して拡散させる機能性下着なども売れ筋になっている。最近のエコ志向とも相まって、水筒として使えるステンレスボトルも好調だ。

 スーパー各社は顔をふく使い捨てシートやジェル入りの枕、制汗剤など暑さをしのぐための商品を店頭に集約して展開し、猛暑需要に対応している。

 ■活気づく旅行業界

 旅行・ホテル業界も暑さを逆手に活気づく。

 ソラーレホテルズアンドリゾーツ(東京)は、宿泊前日の最高気温(気象庁発表)が高いほど割引率が高くなる宿泊プランを売り出した。1日2~3室限定だが、全国4カ所のホテルで最高気温が35度以上になるとダブルやツインの部屋が半額になる。

 特に「チサン・イン熊谷」がある埼玉県熊谷市は平成19年8月に観測史上最高の40・9度を記録。再び記録を出せば6割引で、通常1万3千円のツインルームは5200円になる。

 日本総合研究所の小方尚子主任研究員によると、昭和55年から平成18年までの東京の平均気温と関東地区の世帯消費支出などのデータをもとに夏の気温と個人消費の関係を試算したところ、7~9月期の平均気温が1度上昇すると、全体の個人消費を0・21ポイント押し上げる効果があったという。ざっと1500億円分だ。

 今年は東京の平均気温が7月上旬に2度、中旬には3度も上昇した。今後も猛暑が続けば、今夏の個人消費の押し上げ効果はさらに拡大する可能性もある。

 ただ、スーパーや百貨店では、行きすぎた猛暑に対する警戒感もある。消費者が家から出なくなり、逆に来店客が鈍る恐れがあるためで、関連業界からは「暑さもほどほどに」との声も上がっている。

(MSN産経ニュース、http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100726/biz1007262232023-n1.htm

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