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2010年3月21日 (日)

踏み台にされる、孤独なパリス

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セレブだからこそ背負わねばならぬ運命がある。常にセレブをウォッチし続ける、辛酸なめ子さんがセレブ界の動向を一刀両断。今回、辛酸さんが注目したのはパリス・ヒルトン。ヒルトンホテルの創業者一族の令嬢としてセレブ街道を歩み続ける彼女は、その豪奢な生活の代わりに「孤独」という業を背負わされていたのかもしれません。

友人探しの番組すらも存続の危機

親友を探すリアリティ番組「My New BFF~パリス・ヒルトンのベストフレンドを探せ!」を3シーズンも続けていながら、親友ができる気配がないパリス・ヒルトン。2008年に放送スタート時に集まった候補者たちもパリスに負けない自己顕示欲の持ち主で、彼女を利用して有名になろうという野望オーラをみなぎらせていました。その「シーズン1」ではパリスを心底リスペクトしていた従順なブリタニー・フリッキンガーが優勝。親友の座を射止めたものの、パリスにとっては物足りなかったのか数カ月で関係が消滅してしまいました。しかも最近では、番組自体も大ピンチなのだとか。番組をプロデュースするライオンズゲート・テレビジョンが「シーズン3」に関わった制作会社に対し、800万ドルの損害賠償を求めて訴訟を起こすという騒動になり、放送が暗礁に乗り上げているそうです。

踏み台として利用されまくる悲哀

もともと家柄が良すぎるからか、友だち運に恵まれない孤独なパリス。周囲には彼女を「踏み台にのし上がろう」とする女子ばかり集まってきます。振り返ってみればあのニコール・リッチーすらその一人。2003年にリアリティ番組「シンプルライフ」でパリスと一緒に出演して有名になり、今では家族に恵まれた上、人気でもパリスを追い抜いてしまっています。そんなニコールへの複雑な思いをパリスは「JEALOUSY」という曲にこめて、あなたは有名になって変わってしまった......と恨みがましく歌っていました。他にも、仲良くなりかけたコートニー・ラブに、「パリスの家のトイレで『白い粉』を発見した」と暴露されたり、お嬢様学校出身同士と親近感を抱いていたレディ・ガガに「The Fame」というセレブの虚しさを歌った曲で揶揄されるなど、友情をつかみかけては裏切られてばかりです。

外に出れば敵だらけという孤独

最近でも、よくクラブで一緒に遊んでいたキム・カーダシアンの人気が急上昇。注目度でパリスにも引けを取らなくなったばかりか、彼女は香水プロデュースにも参入し、パリスのテリトリーを荒らしたことで、友情に暗雲が......。ほかに新人歌手ケシャも、「シンプルライフ」のホームステイ先に応募し、パリス&ニコールと知り合ったことでパリス人脈に食い込んできた野望家女子と言えるでしょう。パリスのホームパーティで、クローゼットの中に嘔吐するという"事件"で絶交されながらも、その話をネタにするほど胆が据わっています。他にも、パリスなどのベタなセレブを小馬鹿にしながらも、彼女といかにも仲が良さそうに写った写真をBlogにアップすることで有名になろうとする、プチセレブ(ヒップスターとも)もいるので油断できません。パリスほどの血統書つきセレブともなれば、家から一歩出るとそこは敵だらけなのです。

心から信頼できる友人のいない淋しさを埋めるためか、いまではペットを溺愛しているパリス。小型犬を6匹も飼っている上、ミニブタやオウム、カエルにウサギと、家には様々な動物がどんどん増殖しているそうです。もしこのまま「親友」が見つからなければ、いつかムツゴロウさん的な存在になってしまったり......。結局、信じられるのは動物だけということにもなりかねません。

辛酸なめ子 プロフィール
しんさん・なめこ●1974年東京都千代田区生まれ、埼玉育ちのメディア・アクティビスト。常にセレブやアイドル、芸能人をウォッチし続け、愛情たっぷりに毒を吐く漫画家・コラムニスト。著書に、『ヨコモレ通信』(文藝春秋)、『消費セラピー』(集英社文庫)、『女子の国はいつも内戦』(河出書房新社)、『片付けられない女は卒業します』(MF文庫)など

(MSNエンタメ、http://entertainment.jp.msn.com/features/column_shinsan/article.aspx?cp-documentid=3712892&page=2

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