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2009年12月11日 (金)

富裕層に人気No.1の秋葉原メイド

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 フェラーリ、ベンツ、BMW…。小ジャレた感じでファンシーなたたずまいの喫茶店とリラクゼーションサロンが入居するビルの前に、よく高級車が横付けされている。もちろん、来店客が足として高級車を運転してくるのだ。

 しかし、ここは東京・港区ではない。意外と言えば失礼にあたるが、ここは同じく東京でも個性的な街・秋葉原。電気店街、はたまた、オタク文化発祥の地として世界にその文化を発信する地だ。この街に、富裕層や経営者、投資家たちが通っているメイド喫茶がある。そのためか、高級車と秋葉原というある種、アンバランスなことが起きている。

 このビルには、メイドリフレ「ミアリラクゼーション」(1階にメイドカフェ)がある。そして、このメイドリフレで働いている投資家メイド・今田なおさん、その人こそが今回「YUCASEE MEDIA」(ゆかしメディア)が取り上げるターゲットだ。今田さんに会うためにフェラーリで通う人もいるほどの「富裕層に人気No.1メイド」に迫ると同時に、秋葉原のメイドさんの視点から日本経済を見ていく。

■競争率300倍の難関を突破

 まず、メイドさんという職業にも面接がある。誰でもなれるというわけではない。今回登場する、今田なおさんは、今の店舗の面接をクリアーして採用されるにいたっている。その競争率が信じられるかどうかはともかく、約300倍にも上るという。ちなみに、今田さんが採用された決め手は「いい意味でアキバっぽさがなく、しかも清潔感とお嬢様っぽさがある」(同店社長)ということだった。

 今田さんは大学を卒業し、東京都内で看護師としても働いていた。その後、別の仕事を探すことになったのだが「人に尽くすようなところが似ている」と抵抗感なく受け入れることができた。それまでは縁がなかった秋葉原に飛び込んだのだが、人間何が向いているかわからないもの。

 メイドになってからは「生きやすくなったというか、人生自体が変わりました。以前は人見知りして、ビクビクするように生きていたんですけど、今は目立ってナンボというふうに性格が変わりましたね」と人生が変わったようだ。先日、初のDVD「BABY」もリリースしたが、確かに目立ってナンボといのは本当のようだ。

 今田さんのお客さんには高所得者、さらには投資家や経営者らが多く、会話はアニメなどではなく自然と投資や経済の話が中心になるそうだ。秋葉原の街角ではどのように、経済は動いているのだろうか。たまには、こうした視点から経済を見てみるのもおもしろいだろう。

 ちなみに「最近は高級車で来店する人の数は減っているようです」という。秋葉原でも経済は日々、新たな動きを見せている。

■経営者>投資家、普通の人>オタク

 今田さんの普段の接客や、その中で交わされている会話を聞くだけでも、少しなりとも経済のことはわかる。例えば、飲食店の経営者に客足のことを直接聞いてみる。不況となると、やはり店や業態、あるいは経営者によって差が出ているのだという。また、企業に勤めるビジネスマンには、休日の過ごし方が変わったり、また仕事の働き方が変わったりする。

 可愛いメイドさんに話を聞かれれば、普段は言いにくいことも抵抗感なく話してしまうから、ある意味で街角経済の専門家でもある。

 接客していて、最近の傾向を「2005、06年くらいまではデイトレードですごく稼いでいた方たちもよくお店には来てくれていました。でも今は、デイトレーダーの方やフェラーリで店に来たりするようなお客さんは減って、経営者さんや有名企業で働く方が多いですね」と話す。

 その言葉を象徴するように、秋葉原の街全体で客層が変わってきたのだという。「オタクと呼ばれていた方は減って、普通の人が多くなったような気がします。例えば、地方から東京の観光に来たような方ですね」と今田さん。

 2008年6月に通行人7人が死亡した「秋葉原通り魔事件」。報道では、この事件をきっかけに人が減ったと伝えられたが、実際には2007年くらいからすでにオタクの人の数は減少。街を訪れる人の数自体が減り、東京観光の一環として秋葉原を訪れる人に代わる過渡期でもあった。この客層の変化こそが、この街全体の経済の変容を如実に物語っている。

■秋葉原はヘビーからライトへ

 「昔も今もニッチ市場が盛んな街が秋葉原なのです。でも今はマニアックなニッチから、ライトなニッチが主流となっています」

 そう話すのは、秋葉原の事情に詳しい会社経営者だ。

 3カ月で新しい店舗を増やしているライト感覚のメイド喫茶のチェーンがあったり、また、マニアの物だった同人誌市場を年商数百億円規模にした流通企業があったりするという。また、メイドさんが接客するジーンズメイトの出店も予定されていたり、皆さんも見たことがあると思うがDJOZMAやレイザーラモンHGなどに仮装する宴会芸グッズは、一発大ヒットを飛ばせば家が一軒建つとも、秋葉原界隈では言われているほどだ。この街にも、確実に新しい時代の波が押し寄せてきている。

 また、今田さんが「個人的に注目していた」という家電量販店ラオックスも中国企業に買収されたが、これは一種の象徴的な出来事でもあった。中国資本や中国製品は、もはや珍しくはなくなり、当たり前にさえなっているからだ。

 前出の経営者は「中国製品が多く入ってきて商品やサービスの価格が下がった上に、お客さんの目も確かになったので、今は高品質、高サービス、低価格の三拍子そろって当たり前の時代になりました。伸びている会社やお店は、みんなそうですね」と話す。また、客層の一般化とも合わせて、どちらかと言えば、量販店の方が客入りは良いそうだ。

 駅を挟んで、客足の良いポジションに家電量販店の二大巨頭、ヤマダ電機、ヨドバシカメラが陣取る。この2店の進出が、この街のライト化を最も象徴している光景かもしれない。

(ゆかしメディア、http://news.nifty.com/cs/economy/economyalldetail/yucasee-20091211-2209/1.htm

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