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2009年11月28日 (土)

ゲーム1本作るにはいくらかかる?

大勢の開発者の手によって作り上げられ、ボクらの手に届くゲームソフト。

ところでゲームソフトを1本作るのって、実際どれほどのお金や時間がかかるものなんでしょう? 『鉄拳シリーズ』を制作した、バンダイナムコゲームスの原田勝弘さんと米盛祐一さんに聞きました。

「開発予算、期間に関しては本当にピンキリですね。例えばDSのソフトですと数千万~1億円で作るものもありますが、PS3やXbox360のソフトでは、数億円単位の開発費がかかるのが当たり前の世界です。人数も、ファミコンのころは5~6人で作るゲームが多かったのですが、今では小さい開発チームでも20~30人、『鉄拳』チームの場合、常時40人いて、人手が必要な開発の最盛期になってくると、100人を超える体制になりますね」

『Grand Theft Auto IV』というソフトでは、開発費はなんと100億円を超えたともいわれています。日本でもかつて『シェンムー 一章 横須賀』というゲームでは「総制作費70億円!」と大々的に宣伝していましたね。さすがにそれらは例外だそうですが、それでも今ではゲーム1本の制作に数十億円かかるというのも珍しい話ではないそうです。

「そのゲームのジャンルによっても開発費は変わってきますね。例えばパズルゲームではそんなに予算・期間はかからず、逆にRPGは予算も期間もたくさんかかります」

制作期間に関しても、大作ソフトの場合、数年かかることも珍しくないのだとか。そんな時間のかかるゲーム開発のなかでは、大変なことも多いのでは?

「大変なのは、テストプレイを兼ねたデバッグ作業ですね。作業自体が単純でつらいということもあるのですが、反省点がいくつも見えてくる作業ですから。あと、最初に考えていた仕様をゲームに入れ込めず、泣く泣くゲームモードなどを切らなければいけない時も悔しいですね。そして家に帰れないこと! 昔、私は1カ月で1日しか家に帰らなかったこともあります(笑)。最近はそういった開発現場も少なくなってきていますが…。そうなると彼女や友達がいなくなるんですよね…(遠い目で)」

開発期間が長いだけに壮絶ですね…。では逆に、一番うれしい時というのは?

「自分が開発に携わったゲームが製品になり、店頭に並んだ時は格別ですね。ショップに売れ行きを眺めに行きましたもん(笑)。あと『鉄拳』などのアーケードゲームの場合、家庭用ゲームと違って、遊んでいるお客さんの反応がじかに見られますから、お客さんが熱中してプレイしてくださっているのを見ると、『苦労して制作した甲斐があったな』と思います」

苦労して開発したゲームが発売される時には、特別な感慨が生まれるそう。ボクらが普段遊ぶゲームには、開発者の汗と涙が詰まっているんですねぇ…。
(R25編集部)
http://news.nifty.com/cs/entame/showbizddetail/r25-110000007896-2/1.htm

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